お客様の声で、おいしさが磨かれていく ukkaならではの商品企画とは?

〈mugyu donuts〉が、もっとむぎゅっとおいしくなるまで。

仕事の途中で、ふっと一息つきたくなるとき。あるいは一日が終わって、自分に何か許してあげたい夜。甘いものは食べたい。けれど食べたあとで後悔はしたくない。〈mugyu donuts〉の開発を担当した岡本が目指したのは、その板挟みの気持ちにそっと寄り添うようなスイーツだった。

「甘いもので癒されたいのに、罪悪感が先に来てしまう。そのジレンマごと引き受けられる商品にしたかったんです」

ブランド名はそこから決まった。ジレンマごと、むぎゅっと抱きしめる。だからmugyuになった。

まず始めたのは、油っぽさと甘さを引き算すること

ドーナツには、わかりきった弱点がある。冷めると油っぽく感じること。また日常的に食べるには、甘さが強いこと。また、この開発は「チルドデザート」として美味しく食べられるドーナツを作ることがミッションでもあった。

岡本はまず、一般的なドーナツの常識を覆し、弱点を潰すことから設計した。揚げずにオーブンで焼き上げ、甘さは果物のピューレを生地に練り込んで出す。

「ドーナツの抱える負を解消しながら、どのような特徴を出すか。それが一番の挑戦でした」

そして追求したのは「新食感」。他のドーナツにない、密度の詰まった「むぎゅ」っとした食べごたえを目指して、試作は20回以上を重ねた。

“むぎゅ”が本当に伝わるかは、社内では確かめられない

ここで岡本がぶつかったのは、配合の問題ではなかった。「むぎゅ」という食感が、まだ世の中に多くない言葉だったことだ。開発側が「これがむぎゅだ」と決めても、食べた人が同じように受け取るとは限らない。

だから、消費者インタビューで生の声を集め、集まった言葉を会社のチーム全体で検証し、製造メーカーの開発担当とも細かくすり合わせていった。

「自分たちの中だけで“むぎゅ”を決めてしまうのが、いちばん怖かったです。発売前の調査で、食べていただいた方に、どう感じたかを一つずつ聞いていきました」

「まだ、むぎゅじゃない」、その声があったからこそ、もっとおいしく

第一弾のストロベリーは、2026年3月にセブン‐イレブンの一部店舗でテスト的に発売した。お客様アンケートでは8割以上が満足と答えた。

しかし岡本の手が止まったのは、その先だった。「良いと感じたところ」をすべて選んでもらった結果で、「むぎゅっと食感がよい」は他の項目と比べて、数値が低かった。

フリーコメントもしっかり読み込んだ。「むぎゅっとは感じなかった」「むぎゅの期待感より、しっとりのほうが強かった」。

第二弾のバナナは、そこを直すところから始まっている。生地の配合を見直してさらに弾力のある食感へと改良。トッピングはカリッとしたドライバナナにすることで、食べた時の食感にコントラストをつけた。

発売後のアンケートでは、「むぎゅっと食感がよい」という食感に関する評価が非常に高く、改良の結果がお客様に伝わった手応えがあった。

新しい食感・体験の創出に、もっと挑戦し続けたい

岡本はいま、新しいチルドスイーツの開発を進めている。

「新しい食感、新しい体験。食べた人がワクワクするような新しさを、作り続けたいです」

むぎゅが本当に伝わっているかは、つくった側だけでは決められない。次の食感もまた、食べた人に聞くところから始まる。

mugyuシリーズについて

事業内容

事業内容

商品をつくる。仕組みもつくる。

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